サルバドール・ダリの世界トップダリを求めて>2013.3ホテル・ムーリス                 2013/04/01更新                                                       
2013.3 ホテル・ムーリス(ル・ダリ)
(パリでのダリの定宿)

2013年3月18日16時頃撮影

 ルーブル美術館の西側には大きなチェイルリー公園があります。その公園の北側に道路を挟んでホテル・ムーリスがあります。このホテルはダリとガラが1950年頃から毎年秋をパリで過ごす際の定宿です。パリで最高級のホテルのひとつでセレブが使っています。
 ダリはパリで様々な奇行をしてダリの演出を行いましたが、その基地というべきホテルでした。1968年にはこのホテルで開催された「メソニエへのオマージュ展」に(まぐろ漁、全画集No.1272)が展示され、あわせてデッサンの講義が行われました。講義ではクレオパトラに扮するモデルを2人おいて、生徒60人のクロッキーに手を加えるという演出だったようです。
 また、このホテルからソルボンヌ大学へカリフラワーを詰め込んだロールスロイスで乗り込んだり、セーヌ河畔での弾丸画法の試し打ちなどに出掛けました。


 ホテル・ムーリスの客室はチェイルリー公園側に面していて、東にルーブル美術館を、正面の南にオルセー美術館を、西南西にエッフェル塔を、西に凱旋門を眺めることが出来る位置にあります。
 
 ホテル・ムーリスの正面です。2階の手摺に「Hotel Le Meurice」の看板が出ていますが、ものすごく視認しずらいですね。
 この写真では歩道部アーチの部に緑色の幕が下がっている区間がホテル・ムーリスの区画になっています。
 ホテル前のには高級車が常に停車していました。
  
 ホテルの入口です。木製扉に金の縁取りやレリーフから高級感を感じます。
 セレブそうな人の出入りが絶えません。

 この扉の高さは3m程度に見えます。高さが304cmの「まぐろ漁」はこの入り口を通って搬入したのでしょうか。
 
 ホテル入り口前の歩道部にはホテル・ムーリスのロゴがモザイクタイルで表現されています。この動物はキツネでしょうか。
 
 ホテル・ムーリスの中にあるレストラン、ル・ダリ「「Le Dali」の案内です。フランス語でメニューと値段が書いてあるようですが、私にはほとんど読めません。
 読めるのは、 tea time やcoffee chocolate程度だけです。

 このレストランのことを予めネットで調べていたのですが、このホテル自体が世界トップクラスの超高級ホテルで、ル・ダリは格式高いレストランであることを、フランス在住の日本人女性Aさんの記事で読んでいました。また、若手シェフ、ヤニック・アレノ氏が指揮を執っていて、内装を手掛けたのが大活躍中のフィリップ・スタルク氏であるそうです。
 こんな予備知識があったためか、入り口を入る時はかなり気後れを感じました。
 
 中に入ると、フロアーの女性が食事かお茶かを聞いて、私を席に案内してくれました。
 私は日本でいつも着ている白っぽいジャンパーを女性に預けて席に着きました。時間が午後3時過ぎだったためか混んでいなく、7〜8人程度のお客だけでした。
 私はネクタイもなく、靴はスニーカー、コットンパンツにカーディガンという姿でした。ネクタイをしているのはウェイターだけで、客の男性でネクタイをしている人はいませんでした。
 お茶の時間はラフな着こなしでくつろげばいいんですね。
 ウェイターは、ムッシュとの言葉はありましたが、英語で話しかければ英語で話してくれました。ここではフランス語を知らなくても支障ありませんでした。
 左の写真はウェイターが私を撮ってくれた写真です。
 
 私はサンドイッチ5つとジャスミン茶を頼みました。サンドイッチは同じものはなく5種類あり、お茶は南部鉄瓶に入れてあります。
 サンドイッチは日本人好みのしっとりとしたものではなく、表面が乾ききったようなカサカサ感のあるものでした。
 お茶が入れらていた土瓶は明らかに南部鉄瓶でした。表面にボツボツが付いたもので鉄製の皿に乗せられています。鉄瓶の蓋の上に乗っているドーナツ型の紙には BRUME DE JASMINと明示してあります。
 ジャスミン茶はカップに3杯あり、ゆったりと30分ほどくつろげました。
 お茶用の砂糖の袋にはLe Meuriceと書かれています。
 お会計は42ユーロでした。けっして安くはないですね。
 
 レストランLe Dali内は照明が暗めに抑えられていて落ち着いた雰囲気です。 部屋を取り囲む柱は大理石の円柱です。
 左写真の左側の窓のように見えるところは鏡がはめられており、その奥が厨房のようです。
 私がウェイターにフラッシュなしシャッター音なしで写真をとっても差支えないか聞くと、支障ないし、私を撮ってもくれると言うのです。また、フラッシュを点けてもかまわないとも言うのです。
 私は早速自分の写真を撮ってもらいました。フラッシュとシャッター音についてはくつろいでいる他のお客さんの迷惑になると判断し使いませんでした。
 その後に自分の席から室内の様子を撮影させていただきました。まったくお客がいないように見えますが、他のお客さんへカメラを向けていないためです。
 よく見えませんが、卓上スタンドはダリがデザインしたものです。
 
 Le Daliの天井画です。この天井画は内装を手掛けたフィリップ・スタルクの娘であるアラ・スタルクの作品だそうですが、まったくDaliっぽくありませんね。
 カーテンの向こう側に楽しそうに踊っている人が見えます。
 照明で下からライトアップされています。
 
 ダリの作品に模したデザインの椅子です。Le Daliの入り口近くに置いてあります。
 けして、掛け心地は良くなさそうです。
 ダリに因んだ名前のレストランにはしていますが、全てがこの様な椅子では落ち着かないでしょうね。
 
 Le Daliのメニューです。ダリの顔がデザインされています。
 私がこのレストランへ行った目的のひとつはこのメニューを入手することでもありました。もちろん内緒で持ち出せば窃盗になってしまいますので、ウェイターにお願いしていただきました。私のテーブル担当ウェイターはフロア・マネジャーと相談し了解していただきました。

 お金で買えない貴重な資料になりました。
 
 ホテル・ムーリスの正面にあるチェイルリー公園の入り口の設置されている犀と虎の象です。
 犀が虎の一匹に角を突き立てているところにもう一匹の虎が犀の横腹に爪と牙を立てている像です。
 ダリには犀の角に対しして独特なこだわりを持っていて、動物園で犀の角をデッサンするというパフォーマンスをしています。
 ダリがホテル・ムーリスの目の前にあるチェイルリー公園へこの入り口を通って入ったとすれば必ず見ていたと思います。  
 
 この犀と虎の像とチェイルリー公園の出入り入口の向こうにホテル・ムーリスが見えます。
 
 犀と虎の像のタイトル板です。
 

以下は参考映像としてご覧ください。